あらすじ
約46億年前――地球が誕生したばかりの過酷な世界。
空気は毒に満ち、大地はまだ安定せず、生命が生きられる環境など存在しない。
そんな原始の地に、現代で“今年”生まれた一人の少年が、突然放り出される。
彼に残されたのは現代の記憶と、たった一つの持ち物――アウトドア用ライターだけ。
火山が噴き上がり、灼熱と有毒ガスが渦巻く中、少年は気づく。
この時代にはまだ「火を意志で扱う」という概念が存在しないことに。
自分の持つ小さな炎は、この世界において唯一の“制御された火”だった。
水も空気も食料もない絶望的な環境の中、少年は生き延びるため、わずかな希望にすがる。
頼りないながらも確かな“未来の火”を手に、彼は名もなき大地へと一歩を踏み出す。
これは、人類が誕生するはるか以前に始まる――
たった一人の少年による、史上最も過酷で早すぎるサバイバルの物語。