あらすじ

公爵令嬢エメリーヌは第一王子クレマンの婚約者だった。 王族、それも第一王子の婚約者。その肩書だけ聞けば、将来安泰も安泰……誰もがそう思うだろうが、その実態は違った。 傲慢なだけで教養も積まない、王族としての器量ゼロの男。 第二王子が立太子するだろうと言われる程に無能な王子との将来にエメリーヌは不安しかなかった。 そこで彼女は母の教え『玉の輿』を狙い、この不安な将来から脱却する方法を模索する。 そんな彼女と親交を深めるようになったのは学園に留学に来た隣国の王太子ヴィルジール。 二人は互いの腹黒さを理解した上で駆け引きを楽しんでいた。 ある日、エメリーヌは提案をする。 「もし、私がヴィルジール殿下がお喜びになる芸を披露できるとすれば、如何しますか?」 ヴィルジールは答えた。 「であれば、私は君の望む事を何でも一つ聞こう」 さて、場面は変わり。 「――お前との婚約を破棄する!!」 エメリーヌは婚約者クレマンとその浮気相手ジョゼットと対峙する。 二人はエメリーヌがジョゼットを虐めていたと主張した。 ジョゼットが言った。 「そう、階段から落とされました!」 それを聞いた途端、エメリーヌは笑みを深める。 ……ジョゼットは知らなかったのだ。 エメリーヌが――その言葉を待ち望んでいた事を。

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小説を読もう2026/04/08
  • 現在の作品「貴女に階段から落とされた」? なら、お望み通り落としてあげましょう