あらすじ
【あらすじ】 ※結末を含んでいるのでご注意ください
父親の離婚がきっかけで、引っ越すことになった主人公。
クラスメイトたちと距離をとり、参考書や小説を読んで過ごしていたある日、騒がしいクラスメイト・星谷にちょっかいをだされる。
星谷は主人公にリンリンとあだ名をつけたり、鶏小屋から盗んだたまごで卵焼きをつくったりと、主人公を振り回す。
なんだかんだとふたりは親しくなり、ともに過ごす時間が増えた夏の終わり。川へ泳ぎに行ったところ、星谷が怪我が負う。
破傷風になるぞ、と主人公は焦るが、星谷はちっとも気にしない。あまりの振る舞いに主人公は星谷に声を荒げ、目を潤ませる。
傷口を洗いながら、星谷は自分のことを、無鉄砲で忘れっぽく、まるで自分で自分の脳みそを食べるホヤだという。そして真面目な主人公に、おれがリンリンの脳みそ食ってやるよ、と軽口をたたく。
季節が変わり、初雪の降った日。星谷は体調が悪いと言って保健室へ行くが、戻ってこない。
心配する主人公。するとクラスメイトたちが、星谷が雪の積もった校庭で寝ていると騒ぎだす。
いったいいつから星谷はあんなぶっ飛んでるんだ、と話が盛り上がるなか、主人公は星谷が交通事故によって家族を全員喪ってしまったことを知る。
すぐさま校庭へ向かった主人公は雪まみれになった星谷に馬乗りになり、「おまえは生きろ、すげえ生きろ!」と叫ぶ。
あっけにとられる星谷は、「おれ、やっぱりホヤじゃなくて人間がいいな。あの日のこととか、きょうのこととか、そういうのちゃんと覚えておきたいし、覚えてなきゃいけない気がするんだ。いざ、っていうときのために」と言い、いつもように軽口たたきはじめる。
無性に腹が立ってきた主人公。「ホヤが自分の脳を食べるのは永住の地を見つけたときだ。おまえなんかと一緒にされたら、ホヤだって迷惑だ」と言い返し、星谷に雪をぶつける。ぼくはこのパイナップルに、すでに食われてしまったのかもしれない――と思いながら。
【過去に掲載したサイト】
・monogatary(現在、本文は掲載していません)
【生成AIの利用】
・Gemini 日本語としておかしくないか、文章から受ける印象はどうか、という確認として利用