あらすじ

王宮の地下工房で3年間、伯爵令嬢リーネは宮廷宝飾品の銘入れを担ってきました。 けれどその功績はすべて婚約者エーリヒに握り潰され、「侯爵家の抱え職人の作品」として奪われていました。 婚約破棄された翌日、リーネのもとに届いたのは、宰相府からの鑑定依頼。 持ち込まれる宝飾品を調べるたび、出てくるのは自分にしか刻めない右に0.2度傾く銘ばかり。 しかも、その銘は何者かによって一つひとつ丁寧に守られていて―― 名前を消され、手柄を奪われ、それでも仕事だけは裏切らなかった彫金師令嬢。 彼女の3年分の仕事は、やがて婚約者の偽装を暴き、宮廷の制度すら動かしていく。 そして冷徹と噂される宰相閣下だけが、最初からその銘の価値を知っていた。 これは、自分の名前を奪われた令嬢が、消されなかった0.2度の癖によって正当に報われる物語。 もちろん、最後はハッピーエンドです。

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小説を読もう2026/04/08
  • 現在の作品婚約破棄された宮廷彫金師令嬢、婚約者に奪われた銘を宰相閣下だけが見抜いてくれました