あらすじ

ダンジョン攻略の主流は、もう“オート”だった。 自動索敵、自動マッピング、自動帰還判断、自動罠解除補助――最新支援端末に判断を預ければ、初心者でもそれなりに潜れる時代。 だが、その便利さの裏で、探索者たちは少しずつ「自分で確認する力」を失っていた。 そんな業界で時代遅れと笑われているのが、四十二歳の中堅探索者・久世誠司。 荷物は自分で積む。進路は自分で読む。異変は自分の目と耳と手触りで拾う。 仲間内からついたあだ名は――完全手積みおじさん。 非効率、古臭い、今さら手動。 誰もがそう笑うそのやり方は、けれど一つだけ圧倒的な強みを持っていた。 事故らない。 オート前提の探索者たちが判断停止で崩れていく中、久世だけは止まらない。 それどころか、彼の“手積み”は単なる慎重さではなく、ダンジョンの揺らぎを最速で読むための、現場で磨かれた技術だった。 これは、自動化全盛の時代に取り残されたおじさんが、 時代遅れと呼ばれた職人技で、生存率と攻略実績を塗り替えていく話。

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小説を読もう2026/04/08
  • 現在の作品完全手積みおじさん、オート化だらけのダンジョン業界で自分だけ事故らない