あらすじ
黒瀬アオは、過去に教師から受けた「お前には価値がない」という言葉を、いまだに心の奥に抱えたまま日常を生きている。
ある夜、アオは奇妙な夢を見る。
そこは“夢”でありながら、現実の記憶や感情が具現化する場所――「夢乃中」。
アオはそこで、正体不明の存在と戦う集団「夢乃中隊 努璃夢」に出会う。
彼らは“敵”を倒すことで世界を守っているというが、アオは違和感を覚える。
目の前の敵が、自分の記憶にいる“誰か”に酷似していたからだ。
やがてアオは、自身も「イメージ体」と呼ばれる戦闘形態に変身し、隊に加わることになる。
同時に、かつての同級生・水瀬ミズキもまた、この世界に現れる。
戦いの中でアオは気づく。
敵とはただの怪物ではなく、「過去に自分を縛った言葉や人間関係」が形を変えた存在であることに。
そして現れる、かつての担任教師・氷室レイナ。
彼女は夢乃中において、「言葉を現実にする力」で人を支配する。
「あなたは、そういう人間でしょ?」
否定を“事実”に変えるその力に対し、アオは抗う。
それは敵を倒すためではなく、“自分の価値を取り戻すための戦い”だった。