あらすじ
匂いで感情や異変を感じ取ってしまう特殊な嗅
覚を持つ給仕の少女。
そのせいで人との距離を取って生きてきた彼女は、ある日"ありえない違和感”に気づく。
ーー王子の側近の匂いだけ、他の誰とも違う。
それは安心する香りでありながら、どこかに
"隠された気配”もあった。
関わらないようにするはずだったのに、なぜか彼に見つかり、距離を詰められていく。
「......お前は、気づいているんだろう」
秘密を抱えた側近と、匂いで真実に触れてしまう少女。
けれどその関係は、次第に甘く変わっていきーー
気づけば彼女は、逃げられないほど大切にされていた。