あらすじ
「お前とは婚約破棄させてもらうぞ!」
亡き母の遺言を胸に、華やかなドレスの裏で領民のために身を粉にして働く公爵令嬢エレーナ。
しかしある夜会で、婚約者の第一王子レオンハルトから突然の婚約破棄を突きつけられ、身に覚えのない「王家資金の横領」という大罪を着せられてしまう。
エレーナは感情に流されることなく、己の潔白を証明し、領民を守るために極めて論理的で最善の選択をしていく。
だが――。
権力と卑劣な罠によって、彼女の「賢明な判断」はすべて最悪の状況へとすり替えられていく。
これは、どんな理不尽な絶望に叩き落とされても己の正義を貫いた令嬢が、不器用だが一途な辺境伯と共に、すべての悪を論破して真の幸福を掴み取るまでの物語。