あらすじ
普通の高校生、風早紬(かぜはや つむぎ)はある日、帰り道で「助けて」と泣く声に導かれ、異形の妖怪に襲われる。
逃げ場もなく、死を目前にしたその時――現れたのは、片角の鬼の少年・紅蓮(ぐれん)だった。
「契約しろ。そうすれば助けてやる」
提示された代償は、あまりにも残酷なものだった。
――最後に、お前の心臓を喰う。
生きるため、紬はその契約を受け入れる。
人と妖の狭間に立つ“半妖”として、戦いに巻き込まれていく紬。だがその裏では、紅蓮を「失敗作」と切り捨てる父・赫焉(かくえん)が、静かに動き出していた。
これは、普通の生活を捨てるしかなかった女の子の――半妖の黙示録。