あらすじ
学校一の美少女・姫百合美咲。
誰にでも優しく、近寄りがたい完璧な存在──通称『姫』。
そんな彼女を、放課後の校舎で助けたのが俺、九条湊だ。
別に大したことはしていない。
ただ、目の前で倒れそうだったから手を出しただけ。
──それで終わるはずだった。
なのに後日、彼女に声をかけられ、
なぜか妙に距離の近い関係になってしまう。
しかも、そこで知ることになる。
完璧だと思われていた“姫”の、
少しだけ──いや、かなり面倒くさい一面を。
さらに、“姫と一緒にいるところ”を見られた結果、
正体不明のイケメン=“王子”
なんていう、意味の分からない噂まで広がっていた。
目立つ気はない。
面倒ごとは嫌いだ。
それなのに――
「私、借りを作るのは嫌いなの」
猫をかぶった姫に振り回されて、
俺の日常は、静かに崩れていく。
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