あらすじ
適合者と呼ばれる特殊能力者が生まれ、ロデスとプカーヤという大国が数年前まで戦争をしていた世界。かつてプカーヤからロデスへと亡命したレオンは妹のソニアと穏やかに暮らしていた。
プカーヤの使節がロデスを訪れ、街が騒がしくなっていたある日、護衛の依頼を受けたレオンはプカーヤの令嬢ルーナと出会う。彼女の要望でロデスを観光する二人だったが、一日の終わり際に突如襲撃を受ける。
能力は貧弱ながらも歴戦の適合者であるレオンの機転で乗り切るも、ルーナがプカーヤの皇女であり、黒幕が第四皇子であることが明らかになる。
使節としてロデスに滞在中の第一皇子ボリスに助けを求めるべく、レオンたちは五百キロ離れた都市にいる彼の元へ向かう。道中、刺客を返り討ちにしながら無事ボリスの元に辿り着いた二人は、一度は庇護の約束を取り付けた。
だがその後第四皇子麾下の最強の適合者であるイザークが現れ、レオンは一瞬で戦闘不能に陥る。一度は引いたイザークだったが、矛先が自身に向くリスクを恐れたボリスはルーナを相手に差し出すことに決めた。
そこに満身創痍のレオンが現れ、自身がイザークを倒すと告げる。ボリスはレオンの提案を受け入れるが、ルーナはレオンの取ろうとした戦法が自爆まがいのものであることを見抜く。
自身のためにレオンだけが命を懸けることを良しとしないルーナは自身も戦うことを要求した。一度は拒絶したレオンだったが、か弱い存在のはずだったルーナに宿る強い意志と適合者としての能力を垣間見た故に共に戦うことを了承した。
最強の適合者であるイザークとの戦いは熾烈を極めたが、ルーナの覚悟とレオンの真の能力により打倒に成功する。
しかしレオンは使った能力の代償として昏睡状態に陥る。狼狽するルーナだったが、自身の能力にレオンを救える可能性を見出し、見事レオンの意識を取り戻すことに成功する。