あらすじ
突然異世界に召喚された青年の前にいたのは、小さな魔王だった。青年は魔王からマガマという名と能力を授かり、魔王軍の一員として魔王を討伐しようとする勇者たちに立ち向かうことになる。
彼が授かった能力『混沌領域(マガマ)』は、とてつもく禍々しいだけの最弱能力だった!?
マガマの実力は、魔王軍の最下級兵であるスライムにボコボコにされるほど。しかし、そのあまりに邪悪すぎる見た目のせいで、勇者たちは勝手にマガマを魔王軍の秘密兵器だと勘違いしてしまう。
「マガマ、下がれ!やられちまうぞ!」
「静かにしろ!ばれたらオレたちも全滅だ!」
魔王軍の幹部たちは、マガマのハッタリが勇者たちに看破されないか、冷や汗をかきながら震えていた。ばれたら終わり、スリル満点の戦いを今日も生き抜く。
「来るか……貧弱な勇者よ……!(ひえーやばいやばいこんなの絶対勝てない)」
「くっ……ここは一時撤退よ!」
勇者たちが勝手に自滅していくのを、魔王軍一同は祈るような気持ちで見守るのだった。
見た目だけならラスボス超えの最弱人間と、胃に穴が空きそうな魔王軍による、決死の勘違いバトルファンタジー。
魔王の命を狙う真の黒幕に、マガマ含む魔王軍は辿り着けるのか?