あらすじ

写真部の田川凛は、夏の課題のために江ノ島へやってきた。橋のたもとで、ヘッドホンをつけたまま海を見つめる男子に気づき、無意識にシャッターを切る。 彼は音楽部の藤木蒼介。作りかけの曲に行き詰まり、答えを求めて一人で島に来ていた。 「冬みたいな音楽ですね」 凛のなにげないひと言が、蒼介の曲を変えた。 夏の橋の上で出会い、砂浜で言葉を交わし、やがて音楽と写真にそれぞれの夏を刻んでいく二人。好きとは言わない。言えない。でも、確かに何かが流れていた。 卒業の日、橋の上で最後にすれ違うとき、凛は気づく。写真に撮れないものが、世界にはあると。

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カクヨム
カクヨム2026/04/07
  • 現在の作品海はずっと貴方を見ていた