あらすじ
※本作は「ネコと和解せよ」の別視点スピンオフ作品です。本編とは異なる結末を辿る独立したIFストーリーとしてお楽しみください。やや硬派な原作はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/2912051596946881301
「アタシは、また手遅れになった」
恵子が死んだとき、アタシは「もっと早く病院へ行けと言っていれば」と後悔した。
それから今度は、恵子の夫である昭男さんが、喋る猫のお告げを信じて全財産を失った。
だから、今度こそ間に合わせる。何度やり直してでも。
花井節子、74歳。彼女が迷い込んだのは、大地震と不思議な三毛猫、そして昭男さんの全財産喪失を巡るタイムループ。
小4の孫娘・鈴音の鋭いツッコミに助けられながら、節子は料理とご近所付き合いのスキルを武器に、残酷な運命の「帳尻」を合わせようと試行錯誤を繰り返す。
魔法もチートもない。あるのは梅干しと昆布のおにぎりと、誰かを想う切実な祈りだけ。
スマートフォンは使えるけど、後期高齢者目前の花井さんに、結末を塗り替えることはできるのか。