あらすじ

神隠しに遭った四十歳の男が、昭和三十年代の北千住に落ちた。 無職、無戸籍、ドル紙幣一枚。それでも男は、袋小路の小料理屋『冬凪』の暖簾をくぐった。 女将・冬子は何も飾らず、ただ静かに酒を注いだ。 その静けさに、男は居場所を見つけた。 昭和の下町で生き、笑い、愛した七年間。 令和に戻された男が最後に読んだのは、一冊のノートの最終行だった。 ――あなたがいた時間が、私の一番の贅沢でした。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/06
  • 現在の作品冬凪(ふゆなぎ)