あらすじ

怪異によって両親を殺された灯緒は、弟だけは守ろうと誓う。 しかし、未熟な陰陽師である自分の力では敵わなかった。 そのとき――火の玉が人の形に成っていく。 「命じるな。――お前はもう、俺のものだ」 絡め取られる指。 逃げ場を奪う熱。 何も知らない身体に、強引に刻み込まれるような支配。 拒みたいのに、熱が離れない。 唇が離れると、契約は成った――主は、すでに灯緒ではない。 彼が、家族で祀り続けてきた鬼であることも知らずに。 そして、その鬼が自分を手放す気などないことも――。

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エブリスタ2026/04/06
  • 現在の作品祀りし鬼の甘い口付け