あらすじ

絶縁。それは拒絶だ。 電気工事士の僕にとって、世界は灰色の被覆(シース)に包まれた無機質な構造物に過ぎない。月曜日の雨、現場で繰り返される「剥く(ストリップ)」という日常の所作。 だが、眠る恋人・澪の項(うなじ)に触れた瞬間、僕の指先は職業病のような歓喜に震える。 この白い皮膚の下にある「白」と「黒」の神経系を、僕の手で完璧に端末処理できたなら。 溢れ出した虹色の絶縁油が、僕と彼女を最短距離で導通させる。 ――恋愛なんていう絶縁されたまやかしを脱ぎ捨てて、僕たちは一つの閉回路になる。 ―― 執筆(端末処理):位相 朔

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カクヨム
カクヨム2026/04/06
  • 現在の作品VVF:ストリップ・ラヴ