あらすじ
勇者軍団に新たな任務が下された。
だが今回は、戦闘前の静かな夜の話だ。
霧に包まれた戦場の縁。
ある新兵は、霧の中に一人で立つ勇者レイの姿を見た。
指揮官がいる。
参謀がいる。
守るべき兵がいる。
それでも勇者は、誰よりも先に前へ立つ。
なぜなのか。
新兵は隣の古参兵ジードに問いかける。
返ってきたのは、短い答えだった。
やがて霧の中から現れたのは、勇者軍団の指揮官にして剣聖、ヴァレス・ヴァンクール。
勇者レイとヴァレスが言葉を交わす。
その短いやり取りの中に、新兵には測れない何かがあった。
答えはまだ、見えない。