あらすじ

会社での何気ない言葉に傷つき、自分の存在意義を見失った「私」は、衝動的に海へ向かう。 終わらせるために、一歩ずつ海へと足を踏み入れていく。 すべてを終わらせるはずだった、その最後の一歩。 だが、どうしても踏み出すことができなかった。 頭に浮かんだのは、家族でも、誰かの言葉でもない。 ただ、少し前に吸った煙草の味だった。 「そんな程度で」―― 死ねなかった自分を恥じながらも、彼女は帰りの電車に乗る。 そして思う。 明日を生きる理由なんて、たったそれだけでいいのかもしれない、と。

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カクヨム
カクヨム2026/04/06
  • 現在の作品それだけが、明日の理由だった