あらすじ
広告代理店で働くコピーライター・藤原みお(28)は、明るくて人懐っこい性格だが、致命的に天然で抜けている。
社内恋愛は暗黙の了解で「禁止」——そんなルールがある中、新プロジェクトでチームになったアートディレクター・藍田朔(34)は、クールで口数が少なく、仕事に厳しい敏腕の年上上司だった。桜の花びらが舞う会議室で、みおが資料に花びらを挟んだまま提出してしまい、朔の冷たい視線を浴びる。
「藍田さん、意外と優しいんですね」——そんな無邪気でストレートな一言がきっかけとなり、二人の距離は少しずつ、でも確実に縮まっていく。花見の打ち上げ、猛暑の残業、花火大会の夜、紅葉のドライブ、クリスマスの甘い時間……。
季節の移り変わりとともに、仕事のライバル・葉山圭介(33)の爽やかな存在が朔の胸に静かなざわめきを生む。
みおの可愛い失敗や素直すぎる言葉が、朔のクールな仮面を優しく溶かしていく——。オフィスラブは禁止のはずなのに、
大人同士の甘く溶けるような恋が、四季を通じて静かに深まっていく。