あらすじ
前話で死地を共にした勇者軍団に、新たな任務が下された。
複数の焔鬼が村を襲い、農地も家も納屋も燃やし尽くしている。
正規軍は炎に阻まれ撤退。王都は手を焼き、勇者軍団に丸投げした。
到着した軍団を待っていたのは、燃え果てた村の残骸と逃げ遅れた村人たちだった。
勇者レイは即座に作戦を立てる。
焔鬼を川へ誘い込み、水で炎を奪う。
夜明けの川水は容赦なく冷たい。
水を浴び、寒さに震えながらも兵たちは耐え忍ぶ。
農民出身の兵たちは燃え果てた畑を見据え、恐怖ではなく怒りで戦った。
やがて焔鬼の炎が弱まり、軍団は勝利を掴む。
だが誰も気づかなかった。
その大半が、既に見えない何かによって仕留められていたことに。