あらすじ
壊れた魔道具は、持ち主の嘘を映す——それが、宮廷魔法技師ミルヤの信条だった。
王宮の地下工房で魔道具の修繕を一手に担うミルヤは、ある日突然「王太子暗殺未遂」の罪で断罪される。
証拠とされたのは、彼女が整備した王太子の護身用魔道具の「異常」。
だが、ミルヤには確信があった。あの魔道具は正常だ。壊れているのは、告発のほうだ。
冤罪を晴らす猶予は、わずか七日。
宮廷を追われたミルヤを拾ったのは、冷徹と噂される辺境伯ゼノ。
彼の領地にも魔道具の不具合が頻発しており、ミルヤの技術を必要としていた。
修繕を重ねるうちに見えてきたのは、王宮全体に仕掛けられた魔道具の改竄という巨大な陰謀。
断罪を覆す逆転劇の果てに待つのは——