あらすじ

寄親の没落で行き場をなくした騎士見習いを、辺境の貧乏令嬢が拾った。それだけの話のはずだった。 彼は騎士団の寮へ戻り、三年間、手紙を送ってきた。内容は落馬報告、鍋の焦げつき、卵焼きの愚痴。返事を書く。刺繍の売り上げ、舞踏会の惨状、ニット帽の新色。肝心なことは、誰も書かない。 その間、母親から別の令嬢を勧める手紙が七通届いた。返さなかった。 ある冬の朝、手紙の代わりに本人が玄関に立っていた。旅の埃をかぶったまま、川辺で拾ったあの子供と少しだけ同じ目で、こちらを見ていた。

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小説を読もう2026/04/06
  • 現在の作品戦地の幼馴染から落馬と食卓の話しかないので、求婚に気づきませんでした