あらすじ
その願いは、いつか人を殺す_______。
夜になると街には、零れた魂や怨念、それに伴って引き寄せられた霊が徘徊する。
一般人には見えないが、放置しておくと大きな厄災となりうる可能性があるその様な存在の総称を【ネファス】と呼ぶ。
単体では非常に弱く、生物に憑依する力も無く脅威にはならない。しかし、異なる大きな魂や特定の場所では集まりやすく互いを吸収して強大な力を振るう事もあり、それが人に憑依した場合、その人間は意思を失い呼びかけにも応じなくなる。これを、一種の死と呼ぶ。
憑依された人間から引き離す手段はなく、解決策は対象者の殺害のみ。
放課後、日の沈みかけた帰路を歩く、主人公の終繭麗亡は少しでも早く家に着こうと、いつもと違う路地裏に足を踏み入れた。
歩みを寄せたそこには、惨殺死体が転がっており、その場から逃げようとするが周囲は無数の異形な肉塊に囲まれおり、蠢くそれが視界を暗く染めていき、気づけば視界を奪われ目を瞑っていた。
そして再び目を開けると、そこには黒い外套に身を包んだ少女が立っていた。
_______不釣り合いな鎌を携えて。