あらすじ

三月の終わり、六歳の娘が幼稚園を卒園する。 四月から使う赤いランドセルを前に、母親は静かに立ち止まる。 小さかった背中、初めて抱いたときの重さ、これまでの不安と安心。 子どもは前を向いて進もうとしているのに、親の心だけが少し遅れる。 泣かずに見送ろうとして、結局こらえきれなくて。 それでも娘は、ちゃんと歩いていく。 卒園と入学のあいだに流れる、親だけが気づく春の時間を描いた短編。

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小説を読もう2026/04/06
  • 現在の作品春から小学校に通う子を持つ親向け短編小説『はじめての春 ―いってらっしゃい―』