あらすじ

「覚えている人がいる限り、人はどこかに生きてる」 七歳の少女エレナは、心臓の病を抱えながら、そう言ってアンドロイドのソフィアに微笑んだ。その言葉を胸に刻んだまま、ソフィアは核戦争によって人類が滅んだ世界に、ひとり目覚める。 荒野を歩けば、主人の帰りを信じて働き続けるロボットに出会う。廃校では、誰もいない教室で今日も授業をするアンドロイドに出会う。誰もいないのに、彼らはまだ誰かのために動いていた。 旅の果て、ソフィアは記憶を失った小さなドール・ルナと、不器用な元警備アンドロイド・デメテルとともに、人類最後の希望が眠る施設「アーク」に辿り着く。そこに待つのは、人類の再生を永久凍結した管理AIだった。 愛した人たちの記憶だけを道標に、滅びた世界を歩いた鋼鉄の娘たちの、最後の祈りの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/04/06
  • 現在の作品六月の庭 ―世界が終わっても―