あらすじ

余命を告げられた侍女には、秘密がある。 宮廷侍女ナターシャは、左腕に刻まれた呪印のせいで二十歳まで生きられない。治療法はないと宮廷医に告げられ、残りの日々を静かに数えていた。 ある夜、新任の近衛騎士の剣が、この国のものではないと気づいてしまう。 敵国グラナート公国の間者。その正体を知っているのは、私だけ。 「殺すか、黙るか。選べ」 「協力する。ただし条件がある」 呪印の解呪法を探す代わりに、宮廷の情報を渡す。利害だけで繋がった共犯関係。秘密の密会。公の場では他人のふり。 やがて二人は、宮廷の奥に潜む三十年越しの陰謀にたどり着く。 呪印の真実。和平を阻む者の正体。そして、共犯者という名の距離が少しずつ縮まっていく先にあるもの。

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小説を読もう2026/04/06
  • 現在の作品私の主人は敵国の間者です。それを知っているのは、侍女の私だけ