あらすじ

僕の名前は野田 犬。 突然だが、僕は地味だ。 勉学も不得手、運動も人並み以下、将来性なんてものも無い。 ごく一般に過ごす20代のフリーターという生き物だ。 フリーターをしている事に特に意味は無い。 したい事が見つからない、夢も希望も持ち合わせていないだけのことだ。 僕の短所なんて呼吸をするくらいに、猫がみゃーと鳴くくらいに、ポンポンと出てくるだろう。 地味、気が利かない、甲斐性も無い、手に職も無い、そして何よりこうやってはっきりと自分で言える事が一番の短所なんじゃないかと。 その反面、僕の長所を探すとなると日が暮れる所か、夕日を何回も拝む事になってしまうだろう。 そんな僕にも、月を眺める機会が一回で済むくらいの奇跡的な長所がある。 そう、何の変哲も取り柄も無い僕には勿体無いくらいの素敵な彼女がいる。 容姿端麗、眉目秀麗、才色兼備。 彼女を表す為の言葉なんてこの世には五万と溢れているだろう。 否、言葉で表すには現代言語では表現し切れない可能性もある。 こんな僕には不釣り合いな彼女と そんな彼女と釣り合う僕の 不思議でありふれた日常のささやかなお話

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小説を読もう2026/04/06
  • 現在の作品敏感な彼女と鈍感な僕