あらすじ
意思決定アーカイブ局――そこは、誰も読まない議事録を保存するだけの部署だった。
評価最低の記録係・真壁悠の仕事は、会議の発言を正確に残すことだけ。
判断も提案も許されない、ただの裏方。
しかし彼が記録を担当した案件だけ、なぜか成功率が上昇し始める。
偶然。誤差。統計の偏り。
そう片付けられるはずだった異変は、やがて国家規模の意思決定すら変えていき――
「記録しただけなのに、世界が最適化されている?」
誰にも評価されない男が、“判断の痕跡”だけで世界を動かしていく、静かなSF仕事譚。
※毎日更新(予定)