あらすじ

神崎陽は、中高一貫の男子校で内部進学に失敗し、滑り止めで受けた私立「白百合学院高等学校」へ入学することになった。だが入学直前、届いた制服がスカートとリボンの女子制服だと知り、初めて自分が女子高に願書を出していたことに気づく。  慌てて学校へ連絡した陽は、入学式には出られず事務室へ向かうことになり、教頭、担任の藤本先生らと面談する。学校側にも確認漏れがあったため、退学ではなく一年間の在籍を認められるが、正体は生徒に秘密、問題を起こせば即退学、さらに監視役を置くという条件がつく。そこで呼ばれたのは、幼馴染の桜庭莉子だった。成績優秀で落ち着いた莉子は、呆れながらも協力を引き受け、陽に「絶対にバレるな」と釘を刺す。  翌日、陽は「昨日体調不良で欠席していた転入生」として女子クラスに合流する。人懐っこい白川ひより、観察眼の鋭い黒田つばめ、おっとりした三原ゆずに囲まれ、陽は正体を隠しながら女子高での生活を始める。ひよりに話しかけられ、ゆずに昼食へ誘われ、莉子には日々ダメ出しされる中で、陽は少しずつこの場所に馴染んでいく。だがつばめは早くから陽に違和感を抱き、やがて「神崎さんって、男だよね」と見抜く。陽が観念すると、つばめは秘密を守る代わりに、ひよりとゆずにも真実を伝える。三人は驚きつつも、陽を責めきれない。  最後に真実を知った莉子と向き合った陽は、自分がこの学校を好きになっていたこと、そして莉子を幼馴染としてではなく特別に想っていたことを認める。莉子もまた、陽がここにいて変わったことを受け入れ、転校の話を取り下げる。間違いから始まった一年は、嘘と綱渡りの毎日だったが、陽にとっては誰かを大切にしたいと初めて思えた、かけがえのない時間になっていく。

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エブリスタ
エブリスタ2026/04/05
  • 現在の作品俺だけ女子高に間違えて入学した