あらすじ

「役立たず氷魔法少女、追放後に海鮮で無双する」

役立たずだと 切り捨てられた日
指先に残ったのは
溶けかけの 小さな氷

誰もいない港で
腐っていく魚たちが
静かに 息を止めていた

——もったいない

その一言が
世界を変えるなんて
あの時の私は 知らなかった

冷やすだけの魔法でも
止められるものがある
時間も 腐敗も 価値の消失も

命を締め
血を流し
静かに眠らせる

氷は 優しい刃になる

澄んだ身は 嘘をつかない
口にした者の目が
すべてを語る

「同じ魚とは思えない」

その言葉が
私の名前になっていく

役立たずと笑った人たちは
知らないままだろう

戦えない魔法が
世界を変えることを

凍らせたのは魚だけじゃない
過去も 嘲りも 悔しさも

すべて 静かに閉じ込めて

私は今日も
海の隣で稼いでいる

——弱い魔法なんて、なかったんだよ

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アルファポリス
アルファポリス2026/04/06
  • 現在の作品「役立たず氷魔法少女、追放後に海鮮で無双する」