あらすじ
「皆、今日も見てくれてありがとう!」
ライバー事務所『エコーズライヴ』に所属する鏡乃(きょうの)ユアは、デビュー3周年を祝していつものように明るく記念ライブを行っていた。
”いつか配信だけで生きていけるくらい、人気になりたい”と半ば冗談の夢を語るユア。
盛り上がりに包まれたまま配信は終わりに向かい、視聴者に挨拶をして配信を切る─────────はずが、何故かどうしても終わらない。
そうしている内に謎のカウントダウンが始まり、残り時間がゼロになった瞬間。ユアはライバーとしての名前と姿で、科学の発展はそこそこで魔法が存在する世界に居た。
しかし、それでも配信は終わらない。それどころか、どうやらユアが異世界で生きていくために最も重要な要素となってしまったらしく─────────
”いいね”は体力、”同接数”は魔力量、”投げ銭”はそのまま所持金に。
「配信だけで生きていけるようになりたいとは言ったけど、配信しないと死ぬ体とかありえないでしょ!!」
────────これは、いずれ本物になる魔法使いの話。誰かに見られ続ける存在が、世界を映す存在になる話。