あらすじ
英国の名門寄宿学校。
貴族だらけのその場所で、日本人留学生・佐伯拓海(16)は、完全に浮いていた。
そんな彼に絡んできたのは、学校一の完璧超人――次期当主、エドワード・ハミルトン(14)。
「日本語を教えろ」
命令口調。距離感ゼロ。
そして何より――致命的に日本語のセンスが壊滅していた。
古典を恋愛ラノベと誤読し、
挨拶を宣戦布告に変換し、
言葉の強度を盛大に間違えた結果――
「タクミ、お前は私の『運命の人』だ」
「重いわ! 閉じろその本!!」
ズレまくる解釈。噛み合わない会話。
それでもなぜか、隣から離れない。
やがて舞台は日本へ。
言語の壁を越えたその執着は、“解釈”から“確信”へと変わっていく。
「お前の入る空隙は、ない」
――いや、作るなそんな概念。
悪友ジョージがニヤニヤしながら記録を取り続ける中、
英国貴族と日本人留学生の、どうしようもなく続いてしまった腐れ縁の全記録。
(※一部、解釈違いによる過剰な愛が含まれます)