あらすじ
元冒険者のセオはたまたま立ち寄った街で貴族の少女と出会う。十五歳の成人の儀式で自分で選んだ選択肢は必ず悪い結果になる『不運』というスキルを姫神様から授かっていたセオは少女との出会いに厄介ごとの匂いを感じ取り、早々に街を引き払う。が、荷馬車の中に少女が隠れていることに気づかず、結果的に誘拐犯の被疑がかけられる立場になってしまう。ニアと名乗る少女は鍵を探す旅に出ようとしていたのだった。仕方なく少女を州都の母親のもとまで届けることにしたセオだったが野盗に襲われ、関所では怪しげな衛兵に追いかけられ、さらには魔獣グリフィンの襲撃まで受ける始末。不運極まれりと思われたところに重装騎兵の女騎士が現れる。彼女はルーナというニアの守護騎士だった。ルーナの誤解を解いたセオは途中で拾った謎の幼女ダエナを含めた四人で州都を目指すことになる。モルヴァーン郡を進む一行は途中、水源に呪毒をまき散らすマゼンタ・ローパーを打倒し伝説の聖獣シルヴァルフを救う。さらに逃避行を続ける四人は不思議な森に迷い込み、自らの過去と向き合うことになる。そこでセオの過去が明かされる。彼は悪神の宿る魔剣に魂の半分を乗っ取られていたのだ。そのことを警戒したルーナは主ニアを守るため、セオと別れニアを連れて単騎で州都を目指すのだった。ニアたちの逃亡を助けるため囮役を買って出たセオにカーヴィ元将軍の包囲網が迫る。ついにセオが捉えられた時、瘴気溜まりからゾンビがあふれ出しカーヴィの軍は危機に陥る。将軍を説得し戦列に加わったセオは元凶のドラゴン・ゾンビを倒し、呪いが増大した原因である魔石を回収する。しかしその時、ニアに死の呪いが迫っていた。セオの愛馬グラニの神獣としての力を使いニアの危機に急行したセオは当たらないはずの魔剣を振りかざし死の鳥を屠る。すべての危機を乗り越えたセオとニアは無事州都に到着したのだった。