あらすじ
世界は電気の代わりに魔石で動いている。
しかし俺は魔石に触れると心臓の痛みや吐き気に襲われる“魔石アレルギー”だった。
致命的すぎる欠陥だが、俺には常識外れの力があった。
それは魔石の遠隔操作。
魔石は触れてなければ使えないという常識が覆す能力。
高額で売れる魔石を求め、命を懸けてフィールドへ踏み込む“魔石探検家”。
遭難者の絶えない命を削る狂人にだけ許された職業。
魔石探検家になるのを親に反対されて家出したマルコ・ポロロはその世界に足を踏み入れる。
魔石の遠隔操作で一気に成果を上げ、探検パーティーに加わったが。
目立ち過ぎたことでこんな噂が立った。
『魔石を触れずに使うガキの魔石師がいる』と。
噂は王国中に広がり、パーティーごと集中攻撃されることになる。
「もう出ていってくれない?」
好きだったあの子にパーティーを追放された。
すべてを失った底辺から始まる。
それでも俺は、死亡率95%の異世界に名前を残す探検家になる。