あらすじ
不慮の事故で異世界へ転生した俺の右腕には、呪いの魔銃が宿っていた。
その弾丸は、人々が俺に向ける「愛(好感度)」。
そして引き金を引けば、脳が溶けるほどの禁忌的な快楽が全身を駆け巡る――。
魔王軍の侵攻に怯えるこの世界で、俺は「真面目な救世主」を演じることに決めた。
受験勉強で培った徹底的な自己管理と分析力で、出会う女騎士も、エルフの姫も、挙句の果てには救った村の住人全員を、俺なしでは生きられない「愛の奴隷」へとコツコツ作り変えていく。
すべては、最強の敵を、最強のチャージ(愛)でぶっ放す瞬間のためだけに。
「あはっ……あああああきもちぃいいいいい!!」
魔王すら一撃で粉砕する破壊の閃光。
だが、その代償として、俺を愛した人々の記憶から俺の善行は消え、残るのは「愛を奪われた虚脱感」と俺への「嫌悪」だけ。
勇者と崇められ、次の瞬間には大罪人として追放される。
だが俺は、震える手で次の「愛」を探し始める。
この絶頂を、もう一度味わうために。