あらすじ

舞台はネオンの光が酸性雨に濡れる電脳都市アーカム。 巨大企業「ヨグ・ソトース重工」の息がかかったカルト教団は、外宇宙の神を降ろす「器」として、希少な生身の肉体(ピュア・ボディ)を持つ20歳の少女、リナを拉致し、冒涜的な儀式を執り行う。 リナの脳が膨大な異界のデータに焼き切られようとしたその時、重厚な鋼鉄の外殻(強化外骨格)を軋ませ、傭兵のクロムが乱入する。彼は「呪われた合金」で打たれた日本刀を一閃し、物理法則を無視した剣技でサイボーグ信徒たちを次々と斬り伏せていく。 しかし、儀式は中途半端に完了していた。救い出されたリナの体から漆黒の影が溢れ出し、それは脈動する装甲――「腐肉のドレス」へと変貌を遂げる。覚醒したリナは、ドレスから伸びる触手で敵を「捕食」し、その記憶と機密データを直接脳内に取り込んでしまう。 人智を超えた力を振るい、精神を削り取られたリナに対し、クロムは不敵に笑う。 「良いじゃねーか。その装備、いかしてるぜ」 「鋼鉄の外殻」を持つ死神と、「深淵を纏う」少女。 二人の共犯関係による、巨大企業への命懸けの逃亡と反撃がここから始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/04/05
  • 現在の作品鋼鉄の外殻と腐肉のドレス