あらすじ

精霊は命じて使うもの。この世界の誰もがそう信じている。 ノエルだけが違った。聞き方を変え、手順を分けて、丁寧に伝える。それだけで、手のひらサイズの白狐——ディアは、大きな精霊にも負けない働きを見せた。 「……しめってる」「……がんばる」 片言で関係なさそうなことを呟いたり、聞いてもいないのに答えたり。小さくて、ふわふわで、尻尾を手首に巻きつけてくる。 ただ、この子には秘密がある。契約の瞬間、片言とはまるで違う声が聞こえた。 「——私を、本来の姿に戻して」 あの声が何だったのか、この子が何を忘れているのか。いつか見つけたい。ディアと一緒に。

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小説を読もう2026/04/05
  • 現在の作品【第一部完結】最安精霊使いの下剋上 〜カタコト白狐は聞き方ひとつで上位を超える〜