あらすじ
「氷壁の公爵」の異名を持つ冷徹な婚約者、ゼノス・エル・グランベル。
彼に寄り添おうと努力を続けてきた伯爵令嬢リゼットだったが、会うたびに投げつけられるのは「放っておいてくれ」「顔も見たくない」という拒絶の言葉ばかり。
ついに心が折れたリゼットは、最後の手編みマフラーを贈り、涙ながらに婚約解消を申し出る。
「嫌われている私がいなくなれば、きっと彼は幸せになれるわ」
――だがその時、ゼノスの脳内は未曾有のパニックに陥っていた!
実は彼は、リゼットが好きすぎるあまり、直視すると心臓が止まりかけ、声を出すと愛の告白が暴走してしまうという重度の**「好き避け」**を拗らせていただけだったのだ。
「待ってくれ、リゼット! 捨てないでくれ! あの言葉は全部、君が尊すぎて理性が死にそうだっただけなんだ!!」
爆速の軍馬を飛ばして追いかけてくる、顔を真っ赤にした「氷の公爵」。
勘違いから始まる、不器用すぎる男の限界突破な溺愛ラブコメディ!