あらすじ
何をやっても人並み以下の少年。彼は家計と病気の母を支えるため、学則違反のバイトを続ける『主人公』ハルセという。
自分を「守られている側」と嘲りながらも、弁当を分けてくれる『少女』や、茶化しながら支えてくれる『親友』とのささやかな昼休みだけが救いだった。
だがその日、学則違反を理由に担任に呼び出された廊下で、教室一面に白と青の光が走る。床も壁も天井も巨大な魔法陣へと変わり、クラス十五人は悲鳴ごと光に呑まれた。
虚無のような空間で、血を流す白髪の少女が「世界を助けて」と懇願する。灯滝は母への想いを胸に、「母に誓って全てを救う」と応え――目覚めたときには、見知らぬ森の中に、ひとりで立っていた。