あらすじ
小規模インフルエンサーの告発と、人気配信者の反論。
提示されたのは、21時30分のタイムスタンプつき投稿――誰もがそれを“完璧なアリバイ”だと信じた。
だが、ハッカー探偵・雨森楽小(あめもりらこ)は、そのスクリーンショットが証拠として成立していないことを見抜く。
真相は断定できない。
告発が真実かどうかもわからない。
それでも、間違った“確信”だけは、もう拡散されていた。
ネット炎上のただ中で、鉢村八智(はちむらはち)は迷う。
証拠の意味を整理した言葉を、今ここで投げるべきなのか。
助けようとして、間違えるくらいなら――黙っているべきなのか。
雨森楽小(あめもり・らこ)
自身所有のマンションに引きこもっている天才ハッカーでゲーミングチェア探偵(安楽椅子探偵)。
ネット上の情報を冷静に分析し、証拠の真偽を見抜くが、基本的に断定はしない。
鉢村八智(はちむら・はち)
楽小の幼馴染であり、親友。現在無職。
ネットで見つけた事件や違和感を毎度楽小に持ち込み、今回も炎上騒動の渦中で“判断”を迫られる。