あらすじ
魔王四天王の一人でありながら、兵站担当という地味な役目のせいで「四天王最弱」と馬鹿にされているゼクト。
勇者軍三千五百が侵攻を開始し、他の四天王たちが武功を語る中、ゼクトは「敵の兵糧は二週間で詰まる」とだけ告げる。だが、その言葉は誰にも相手にされなかった。
一方、勇者軍副官アルスベルもまた、戦闘記録のないゼクトを“最弱の倉庫番”と見なし、前線補給庫を急襲する。
――だが、それこそが終わりの始まりだった。
食糧、馬草、治癒薬、街道。
戦場に届くはずだったすべてを、ゼクトは戦が始まる前から静かに支配していたのだ。
これは、剣も魔法も振るわない“最弱”の四天王が、戦争そのものを終わらせる