あらすじ
大学生の俺・沢田健治には、双子の妹がいる。
ある日、その隣の家に引っ越してきた外国人の男――マイケルは、なぜか距離感がおかしかった。
家に頻繁に来る。
距離が近い。
やたらと話しかけてくる。
妹目当てだと思えば納得できる行動ばかりで、俺は深く考えないようにしていた。
――そう、思っていたのに。
「好きな人の妹は大切にする」
何気ない一言から、俺の勘違いは崩れていく。
どうやら距離感がおかしい隣人は、妹ではなく、俺のほうを見ていたらしい。
男に好かれるなんて考えたこともなかった。
戸惑いながらも、逃げずに向き合う俺。
欲情と理性の境界で、止まることを選ぶ彼。
これは、
一線を越えない選択を重ねながら、
ゆっくりと「好き」を確かめていく話。