あらすじ
「ひっ!?許してくださいヴィオラ様……!」
見た目がきついせいで「冷たい」「怖い」「高慢」と誤解され続け、社交も縁談もことごとく失敗してきた公爵令嬢ヴィオラ・グリンフィールド。しかもこのままでは、どうしてもお近づきになりたくない年上貴族の後妻にされそう――そんな崖っぷちで、隣国ガーデンフロー王国から第三王子ロイドとの縁談が舞い込む。
しかもその条件は、跡継ぎを急がないこと、無理に夫婦らしい関係を求めないこと、互いの生活と尊厳を大切にすること。さらにロイドは薬草園と交易を任されている実務派王子。香水づくりと薬草が大好きなヴィオラにとっては、まさかの理想的なお相手だった。
「この縁談、大当たりでは……?」
悪い噂の絶えないワケあり王子との結婚――のはずが、実際に会ってみるとロイドは驚くほど穏やかで優しく、ヴィオラの夢まで応援してくれる人で……?