あらすじ

学生の時、段ボールの中で死にかけていたドーベルマン獣人の子供を拾った。 スズカと名付けた。風呂に入れて、服を着せて、飯を食わせて、大事に育てた。 最初は喋りもしなかったのに、半年で尻尾を振るようになり、一年で「ご主人」と呼ぶようになり、数年後には息を呑むほどの美少女に育った。 家事は完璧。朝は三つ指をついて出迎え、帰れば尻尾を千切れんばかりに振って駆けてくる。従順で、賢くて、甘えん坊で。拾ってよかった、と心から思っていた。 ——毎晩、ベッドで押し倒されるようになるまでは。 「ご主人と番いたい。私の全部を捧げたい。ご主人の全部を、私でめちゃくちゃにしたい」 囁いて、震えて、それ以上は進まない。恩義のある主人を傷つけたくない。嫌われたくない。犬は主人に噛みつけない。 ——はずだった。 朝起きると、体がだるい。服が脱がされている。隣でスズカが、妙に艶やかな肌で微笑んでいる。 気づいてしまった。犬は主人が眠っている間なら——噛むことができる。 「ご主人が悪いのですよ? こんなに愛を注いでくださったせいで、私、悪い子になってしまいました」 「嫌なら、そうおっしゃってください。——まあ、やめませんけど💞」

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カクヨム
カクヨム2026/04/05
  • 現在の作品拾って育てたドーベルマン獣人ちゃんに、「ご主人をめちゃくちゃにしたい」いうヤンデレ願望を囁かれる話。最後にちゃんと襲われる。【俺にだけ愛が重すぎる獣人娘ちゃんとラブコメする短編シリーズ⑬(全4話)】