あらすじ
突如として現れた異世界〈あの世〉。その近縁で〈チーマ〉という怪物を狩りながら生きているトンボ。ツバメという幼馴染を守るために日々労働している。ひょんなことで自治組織オオミヤ・トライブのメンバーを助けたことから無理やり探索に協力させられることになる。オオミヤ・トライブは〈イアスマ〉という〈あの世〉内で強力な能力を発揮する道具によって発展を遂げた一団であった。オオミヤ・トライブのリーダーであるアゲハに振り回されながらも卓越した〈チーマ〉の知識でトライブ内の信頼を勝ち得ていく。フチュウ・トライブのリーダーであるタケヒトの娘のメダカの捜索隊に参加することになり、的確なルート取りで他トライブからの信頼も得る。アゲハの妹のホタルの自身と似た境遇や性格に惹かれていくトンボ。メダカの捜索中にグラーンという森に幽閉された別の世界のお姫様と出会い、〈あの世〉が造られたのはコンフォーという魔術師の力によるものであることを知る。メダカをリクノコトウガメの背中で発見するがホタルと同じ〈あの世〉による後遺症を負っていた。帰還しようとしたところをコンフォーに襲われる。アゲハによる救助により事なきを得るが〈あの世〉は実世界への浸食をはじめていた。トライブも混乱に見舞われアゲハはその実権を完全に放棄していた。〈あの世〉の浸食をとめるためにコンフォーとの戦闘に向かう一行。〈イアスマ〉による攻撃もコンフォーには効かない。トンボはグラーンに託された時を止める力で〈あの世〉を百年にわたって観察し魔法の能力を得る。〈イアスマ〉は人の思いに呼応するというところから着想を得た無謀な賭けだった。それが功を奏して世界への高い解像度で魔法を習得したトンボ。コンフォーよりも詳しくなったトンボは〈あの世〉を自身の魔法でコンフォーごと書き換えていく。その後トンボは大好きな〈あの世〉でツバメたちと一緒に幸せに暮らした。