あらすじ
そこそこ人生、上手くいっていた。
愛する妻がいて、もうすぐ娘が生まれるはずだった。
――平和な昼寝から目覚めた時、僕は異世界にいた。
そこは、魔術と機械が共存し、企業が全てを支配する世界。
人々は「ストーンウェア」と呼ばれる装置を体に埋め込み、魔力を扱っていた。
特別な力はない。
魔法の才能もない。
この世界で生きていく術すら、何一つ持っていない。
それでも――
もうすぐ生まれてくる娘のために、何があっても帰らなければならない。
召喚主である魔法使いの少女・エルナと共に、元の世界へ繋がる糸口を追う中で、
樹莉はこの世界の争いと、人々の「守りたいもの」に触れていく。
だがその先で彼を待っていたのは、
帰還の希望だけではなかった。
英雄になりたいわけじゃない。
ただ、生まれてくる我が子を、この手で抱くために。
これは、異世界に堕ちた一人の男が、
「自分という存在の意味」と向き合っていく物語。
【第一章・ヴェーラ編:完結済み(全10話)】
※タイトルはゆるめですが、中身は硬派寄りのマジックパンク・ファンタジーです。
※重厚な世界観や、泥臭い人間ドラマが好きな方に刺さる作品を目指しています。
※本作は「小説家になろう」様でも掲載しています。