あらすじ

記録は嘘をつかない。——だから、お前の嘘も全部残っている。 S級鑑定士アルゴスは、ギルドの英雄だ。 希少な鑑定スキルでギルド収益を支え、誰もが彼に頭を下げる。 だがその裏で、女性冒険者の身体情報——体質、感度、あらゆる秘密を貴族や情報屋に売り捌いていた。 被害に気づいた新人冒険者リーネが声を上げるも、ギルド上層部は「証拠がない」と取り合わない。 唯一、耳を傾けたのは記録室の片隅にいた男だった。 ギルド記録係レクト。スキルは『記録』——見たもの、読んだものを正確に記憶し、改竄を見抜くだけの、戦えない地味な力。 八年間「お前には関係ない」と言われ続けてきた男が、台帳と通行記録だけを武器に、S級鑑定士の不正を暴いていく。 剣でも魔法でもなく、「事実の記録」で世界を一つだけ変える物語。 ——読まれなかった記録が、初めて誰かを守った日の話。

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小説を読もう2026/04/04
  • 現在の作品その鑑定結果、無断開示につき ~女冒険者の身体情報を売るS級鑑定士を、ギルド記録係が「情報管理令」で終わらせました~