あらすじ
道下千智は「とある事情」があり、都会から引っ越し田舎にやってきた。
居住先に選んだのは『思い出屋さん』の跡地に建つ、二階建てのアパート。
広さ、間取り、家賃。
どれをとっても不服ナシの物件だが、千智は浮かない顔。
「自分で選んだ場所なのに、どうして『帰りたい』と思えないんだろう」
そこへ突然、過去から歌人、未来からAIを搭載した人型ロボットが現れる。
住む所がないというので、とりあえずアパートの空き部屋を勧めるが――
思いもよらない波乱万丈なアパート暮らし。
しかし異時代の二人と過ごす日々は、千智が忘れていた「ある記憶」を思い出させた。
これは一つの後悔がきっかけで始まったアパート暮らしで、各々の「帰りたい場所」を見つける家族の物語。