あらすじ
《名は、生きる。
そして、名になれなかった声にも――未来がある。》
舞台は、名前そのものが生命として息づく世界〈名界〉。
黎命(レイメイ)は、名の胎動を読み取る青年。
彼が辿り着いた《名の大陸》は、
十の名域がうねり、
名の誕生・消失・再生が巡る巨大な世界だった。
未名(ミナ)――名前になる前の優しい歌。
異名(イミョウ)――外の世界の名を運ぶ風。
消名(ショウメイ)――忘れられた名の痛み。
そして影として生まれ、
名になれなかった声を抱いた存在――影名(エイメイ)。
名界は、名を持つ者だけの世界ではない。
名になれなかった声、
呼ばれることのなかった願い、
忘れられた名の残響……
それらすべてが存在を求めている。
十名が揃うとき、
名界は初めて名の裏側を知り、
名の未来そのものが動き始める。
これは、
名前が世界をつなぎ、
影が名へ変わる
創世ファンタジー。
名前を呼ぶたびに、
あなた自身の物語もきっと動き出す。